静岡県焼津市に生まれる。6歳よりヴァイオリンを武藤信勝、末永富貴子の両氏に師事。武蔵野音楽大学入学、在学中においてはヴィオラを磯 良男氏に師事。1972年、首席ヴィオラ奏者として東京フィルハーモニー交響楽団に入団。翌73年渡独、ゲッティンゲン交響楽団を経て、75年ヴュルテンベルグ・フィルハーモニー管弦楽団(ロイトリゲン)に入団。在独中、ハインツ・オットー・グラフ(ハノーバー音楽大学教授)、エンリケ・サンティアゴ(シュトゥットガルト音楽大学教授)の両氏に師事。帰国後、81・86・96年にソロリサイタル開催。NHK・FM放送に出演。81年より6年間、新ヴィヴァルディ合奏団に在籍するかたわら、82年にはソリストとして、テレマンのヴィオラ・コンチェルトを東京ゾリステンと共演。また、客演として日本各地のオーケストラで首席ヴィオラ奏者をつとめる一方、室内楽の演奏活動にも力を注いでいる。1998年に「板倉 均と仲間たち」を結成し、弦楽四重奏団を中心として、曲の編成によっては他の音楽家(ピアノ・クラリネット)の参加を得て室内楽のコンサート活動を行っている。なお、地元・池上實相寺において定期演奏会を開催している。
武蔵野音楽大学卒業、同校専攻科修了。ウィーン国立音楽大学ピアノソロ科、室内楽科、声楽伴奏科に学ぶ。ピアノ連弾・2台ピアノ・室内楽のアンサンブル、器楽・ドイツ歌曲・日本歌曲の伴奏、邦人作曲家の新作初演などのコンサート活動の他、レスナーのためのピアノ指導法講座で「バッハ インヴェンションとシンフォニア」「バロック舞曲」「古典組曲」「ソナタ〜分析と演奏」「古典派とロマン派〜特徴と表現」「ピアノ・テクニック クリニック」など、多数の講座を行っている。元学校法人尚美学園ピアノ科講師